滞納残高は18年連続減少の8,971億円に

 国税庁の平成28年度租税滞納状況によると、国税当局の積極的な滞納未然防止及び滞納整理の施策により、滞納残高が18年連続して減少したことがわかりました。 同年度の新規に発生した滞納額は、国税当局の納付勧奨等により前年に比べ9.5%少ない6,221億円にとどまり、この新規発生滞納額を申告等により課税された額の徴収決定済額57兆6,516億円で除した「滞納発生割合」は1.1%と過去最低を記録しました。 また、整理済額は、大口・悪質事案や処理困難事案に対して法的措置なども用いて厳正・的確な滞納整理の実施により7,024億円に達しました。これにより、整理済額が新規発生滞納額を上回ったことから、今年3月末における滞納整理中の額(滞納残高)は8,971億円と8.2%前年よりも減少して18年連続の減少となりました。
詳細は→http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2017/sozeitainou/sozeitainou.pdf