30年分路線価、全国平均3年連続上昇

 国税庁が公表した平成30年分の路線価図等(路線価及び評価倍率)によると、今年1月1日時点の全国約32万4千地点を対象とした標準宅地に係る評価基準額の全国平均変動率は0.7%上昇して、3年連続の上昇となりました。
 都道府県別では、18都道府県で上昇し29県で下落となり、都道府県庁所在都市における最高路線価の変動率をみると、上昇した都市は33都市と前年分に比べ6都市増加しています。増加要因としては、近年の外国人観光客増加等による「インバウンド効果」や高層ビルターミナルや複合ビルの建設、複合商業施設の開業等によるものとなっています。
 最高路線価(1u当たり)の価格順位では、東京都中央区銀座5丁目の「鳩居堂前」と「銀座プレイス前」、銀座4丁目の「和光本店前」及び「三越前」の4地点が4,432万円でトップとなっています。なお、鳩居堂前は昭和61年分以降33年連続しての1位となっています。