元年分路線価は全国平均4年連続上昇
 国税庁は7月1日、令和元年分の路線価及び評価倍率を記載した路線価図等をホームページ上で公開しました。
 これによりますと、全国約32万3千地点を対象とした標準宅地に係る評価基準額の全国平均の変動率は前年分を1.3%上回り、4年連続の上昇となりました。これは、訪日外国人の増加に伴い三大都市圏や観光地等を中心に地価回復基調が高まっていることが要因です。
 1u当たりの最高路線価の価格順位をみると、全国で最も高かったのは東京・銀座5丁目「鳩居堂前」の4,560万円で、3年連続して過去最高額を更新するとともに34年連続で全国一となっています。ちなみに、1万円札1枚当たりの大きさで約55万円、新聞紙1枚当たりでは約2,010万円となります。