法人の申告所得金額が73兆円と過去最高に
 国税庁はさきごろ、平成30事務年度における法人税等申告(課税)事績を公表しました。
 これによると、平成30年度に決算期を迎えて今年7月末までに法人税の申告を行った件数は292万9千件で、その申告所得金額の総額は73兆3,865億円に達し、平成22年度以降9年連続で増加するとともに5年連続で過去最高額を更新しています。
 また、申告した法人のうち34.7%に当たる101万7千件が黒字申告を行っていて、黒字申告1 件当たりの所得金額は7,215 万6 千円で前年度より約65 万円増加しました。黒字申告割合は前年度比0.5ポイントの上昇となりました。
 法人税の申告税額は12兆7,922億円と前年度に比べて3,192億円増加し、地方法人税の申告税額も6,787 億円で250億円増えました。
 なお、今年6月30日現在の法人数は、前年より2.6万人増え313万2千法人と過去最多を更新しています。