令和元年分の相続税申告 課税割合は8.3%に
 国税庁がまとめた「令和元年分における相続税の申告事績」では、同年分における相続税の課税割合は、基礎控除引下げの影響で過去最高となった前年分の8.5%より0.2ポイント減少し「8.3%」となったことがわかりました。
 厚生労働省の人口動態統計に基づく令和元年分の被相続人数(死亡者数)は138万1,093人、そのうち相続税の申告書の提出(令和2年11月2日まで)に係る被相続人数は対前年比△0.9%の11万5,267人。相続税の納税者である相続人数は△1.5%の25万4,517人で、課税価格は△2.8%の15兆7,843億円(1人当たり1億3,694億円)、申告税額は総額1兆9,754億円(同1,714万円)でした。
 相続財産の金額の構成比では、「土地」34.4%、「現金・預貯金等」33.7%、「有価証券」15.2%、「家屋」5.2%となっています。