2年度のe-Tax利用件数は4,899.7万件

 国税庁がこのほど公表した令和2年度のe-Tax(国税電子申告・納税システム)利用状況によると、今年3月末現在の利用件数は4,899万7,487件と前年度と比べて2割以上も増加したことがわかりました。これは、昨年から続いている新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、オンライン手続きの利用が増えていることも影響しているようです。
 主な利用状況をみると、申告では「所得税」1,338万1,884件、「法人税」242万4,547件、「消費税(法人)」174万9,338件、「消費税(個人)」82万2,110件、「贈与税」28万1,380件、「印紙税」8万8,760件、「酒税」3万7,877件となり、所得税の22.3%増加をはじめ、全税目で前年度を上回っています。また、今回初めて利用状況が明らかになった相続税は2万2,847件でした。
 その他の手続きでは、新型コロナウイルス感染症関連の給付金や助成金等で必要な場合がある「納税証明書の交付請求」は24万7,718件と7万件以上の増加、「納付手続」は1,034万9,950件と200万件以上の増加となり、1,000万件を超えています。