医療費控除は724万人が適用
 令和2年分所得税等確定申告状況

 国税庁がまとめた「令和2年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等」によると、納税者自身による自宅からのe-Taxでの申告が大幅に増え、申告会場で作成・提出した申告者数にせまるとともに、自宅でのスマホ申告の利用も前年の倍以上に伸び100万人を突破したことがわかった。

 令和2年分の所得税及び復興特別所得税の確定申告書の提出人員は2,249万人(前年比+2.1%)で、このうち申告納税額のある者は657万人(同+4.3%)、その所得金額は42兆5,497億円(同+2.2%)となり、申告納税額は3兆1,653億円(同▲1.6%)と減少した。

 自宅からスマートフォンで申告を行った納税者は101万8千人で、導入当初の平成30年分の約8倍にも利用が伸びた。スマホ申告のうち、同年分から簡略化されたマイナンバーカード方式による提出(送信)は43万人、税務署で発行されるID・パスワード方式による提出は58万人。申告会場ではマイナンバーカード申請コーナーも設置し計8,560件の交付申請を受け付けた。。