総務省によると、令和2年度のふるさと納税寄附件数は3,488万7,898件、その寄附額は6,724億8,955万円に達して、前年度に比べ件数で1.5倍、金額で1.4倍となり過去最高を更新しています。
主な要因としては、新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延に伴う緊急事態宣言等による「巣ごもり消費」やコロナの影響により経営が悪化している地場産業への支援、昨秋の集中豪雨などに伴う災害被災地への支援を目的とした寄附が増えたことなどです。
自治体別での寄附受入額をみると、宮崎県都城市が135億2,500万円で4年ぶりにトップとなり、2位から4位までを北海道の「紋別市」133億9,300 万円、「根室市」125 億4,600 万円、「白糠町」97億3,700万円が占めています。
また、確定申告が不要な給与所得者などが、5自治体以内でふるさと納税を行う際に各自治体に特例の適用に関する申請書を提出することを要件に確定申告を行わなくても済む「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の利用件数が1,006万件と初めて1千万件を超え、その寄附額も1,808億円と前年から大幅に増えています。
なお、令和3年度課税におけるふるさと納税に係る住民税の控除適用者数は552万人、住民税控除額(都道府県分及び市区町村分の合計)は4,311億円となっています。 |