年金手帳の廃止

この4月1日から、年金手帳が廃止(新規発行の停止)されます。

これは、令和2年6月の「年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律」で、被保険者の適用範囲の拡大や、受給開始時期の選択肢の拡充、確定拠出年金の加入要件の拡大などとともに、盛り込まれたものです。

廃止の理由は、国民年金及び厚生年金の被保険者証として、保険料納付の証明や基礎年金番号の本人通知等に利用されてきましたが、マイナンバーの導入により必要な個人情報は全てマイナンバーによってシステム管理されるようになったことから、業務効率化の一環として廃止されることになりました。

廃止に伴い、令和4年4月1日以降、初めて年金制度に加入する方には、従来の年金手帳に代わり「基礎年金番号通知書」が交付されます。また、年金手帳を持っている方が紛失等により年金手帳の再交付を希望しても4月1日以降は、基礎年金番号通知書の交付となります。

厚生労働省では、現在年金手帳を持っている方に対して、年金手帳は基礎年金番号が確認できる書類として利用できることから、大切に保管するよう呼び掛けています。