令和3年の労災死亡者数は867人で4年ぶり増加

厚生労働省はこのほど、令和3年の労働災害発生状況を取りまとめ公表しました。
これによると、令和3年1月から12月までの労働災害による死亡者数は867人で前年より8.1%増えて4年ぶりに増加に転じています。また、休業4日以上の死傷者数は14万9,918人で前年より14.3%の増加となり、平成10年以降で最多を記録しました。

業種別でみると、死亡者では建設業が288人(前年比11.6%増)、製造業が137人(同0.7%増)、林業が30人(同16.7%減)などです。また死傷者でみると、社会福祉施設が1万8,421人(同38.8%増)、小売業が1万6,860人(同9.9%増)、陸上貨物運送事業が1万6,732人(同5.8%増)、飲食店が5,095人(同2.9%増)など。
なお、新型コロナウイルス感染症へのり患による労働災害による死亡者は89人にのぼり、前年に比べて71人増加となるとともに、死傷者数も1万9,332人で前年比1万3,291人も大幅に増加しています。

詳細は、https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25944.html