令和5年度税務職員採用試験は採用予定者数大幅減で募集

 人事院はこのほど、高校卒業程度を対象とする令和5年度税務職員採用試験の受験案内を公表しましたが、採用予定数は昨年度より約200人、一昨年度よりも約300人程度少ない約713人を予定しており、ここ数年では“狭き門"となることが分かりました。

 主な減少要因としては、民主党政権下で行われた国家公務員の新規採用抑制方針により当時の採用が少なかったことから、その後、自民党政権となり抑制分を補充するために採用が増えていましたが、それが一段落したことが挙げられます。

 採用試験の受験案内をみると、受験資格は令和5年4月1日において高校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者及び令和6年3月までに高校又は中等教育学校卒業する見込みの者など。受付はインターネットにより6月19日〜6月28日まで。1次試験(学科)は9月3日(10月5日合格発表)で、2次試験(人物試験・身体検査)は10月11日〜10月20日までの間(1次試験合格通知書で指定する日に実施)とされ、最終合格者は11月14日に発表されます。最終合格者(最終合格者数は、辞退者を考慮して決定)は、採用候補者名簿(1年間有効)に記載され、名簿に記載された者の中から、国税局(所)の面接により採用者が内定されることとなります。

 なお、採用は来年4月で、採用されると税務大学校に入校して1年間の研修後、各税務署に配属されます。