全国銀行協会の電子債権記録機関である全銀電子債権ネットワーク(でんさいネット)が取り扱う電子記録債権「でんさい」は、手形に係る作成・保管コストや紛失・盗難リスク、売掛債権に係る譲渡対象債権の不存在・二重譲渡リスクなどの問題点を克服した金銭債権です。
手形と異なり印紙税は非課税で、郵送コストも削減でき、支払期日になると口座に自動的に入金され、ペーパーレス化により紛失や盗難がなくなる等のメリットがあります。
このでんさいのサービスが、インターネットバンキングの契約がなくてもスマートフォンやタブレットを通じて利用できる「でんさいライト」が11月中にリリースされる予定です。
でんさいライトの利用を開始するには、口座を開設している取引金融機関(でんさいライトの取扱いがある金融機関に限る)へ申込みを行い、審査等を経て利用可能となります。初期契約料及び月額基本手数料は無料。
ただし、支払側及び受取側が窓口金融機関を通じてでんさいネットの記録原簿にでんさいの「発生記録」を請求した場合は1件当たり税込264円、債権者として保有しているでんさいについて譲渡記録を請求した場合には同132円が手数料として課金されます。 |