令和6年分確定申告期を迎え、今年も還付申告により納め過ぎた所得税等の還付を受ける人が多くなっています。
このような中、税務職員を装った還付金詐欺等が後を絶たないことから、国税庁が注意喚起を行っています。
例えば、電話で「定額減税の関係で還付を受けられるので」と切り出し個人情報を不正に聞き出そうとする事例や、還付金の振込先等の入力を求める旨のメールから国税庁ホームページになりすました偽のホームページへ誘導する事例などが発生しており、注意を呼び掛けています。
昨年12月に警察庁が公表した、令和6年11月末時点での還付金詐欺の認知件数は3,817件、そのうち既遂は3,813件と、前年を上回るペースで発生し、被害総額は既遂のみに対して58億4,603万2千円にのぼります。
還付金詐欺の形態別での認知件数は、医療費名目で2,126件、健康保険・社会保険等名目で678件、年金名目で475件、税金名目で304件など。
万が一、このような詐欺に遭遇した場合には、すぐに警察相談専用窓口(#9110)に相談することで被害を未然に防ぐことが肝心です。 |
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