中小企業等の労働生産性の向上を目的として、デジタル化やDX等に向けたソフトウェアやサービス等のITツールの導入を支援する「IT導入補助金」について、2025年版(令和6年度補正予算)でも対象経費や補助率・補助上限額の拡充が行われています。
同補助金は、生産性向上や地域DXの実現に資するITツールの導入費用を支援する「通常枠」と「複数社連携IT導入枠」、インボイス制度対応の受発注ソフトやPC等の導入を支援する「インボイス枠」、サイバーインシデントのリスクを低減等する「セキュリティ対策推進枠」の類型があります。
このうち通常枠では、3か月以上にわたり地域別最低賃金の+50円以内で雇用している従業員が全従業員の30%以上となる最低賃金近傍の事業者に対して、補助率を2/3(通常1/2)に拡充。
また、通常枠・複数社連携IT導入枠・インボイス枠(インボイス対応類型)では、保守運用やマニュアル作成等のサポート費用に加えて、導入・活用コンサルティング費用などIT活用の定着を促す導入後の活用支援関連費も補助対象に追加。
セキュリティ対策推進枠では、補助上限額を150万円に引き上げる等の制度拡充を図っています。 |
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